電気自動車の値段はいくら?価格帯の目安となぜ高いのか

大きさの違う電気自動車が並ぶイラストと値札・電卓に、電気自動車の値段の目安を伝える記事タイトル

当サイトは経済産業省・国土交通省など公的機関の公開情報と自動車メーカーの公式情報をもとに編集部が独自に執筆しています。補助金・税制・車両の価格や性能は年度や時期で変わるため、申請や購入の前に各制度の公式ページとメーカーの公式情報で最新の内容を確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

電気自動車に興味はあっても、『値段が高そう』というイメージが先に立ってしまいますよね。実際、いくらくらいから買えるのか、はっきり知らない方も多いはずです。

結論から言うと、電気自動車の値段は、軽なら200万円台から、コンパクトカーなら300万円前後から、SUVなら400万円前後からが目安です。そこから補助金を差し引いて考えると、印象はかなり変わります。

この記事では、メーカー公式サイトの価格をもとに、価格帯と実質の支払額の考え方を紹介します。

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目次

電気自動車の値段はいくら?先に結論

先に結論

2026年10月時点のメーカー公式サイトの掲載価格(消費税込)では、国産の軽EVは200万円台から300万円台前半です。輸入車も含めた普通車のEVは、コンパクトカーの300万円前後から上級SUVの900万円台までと幅があります。買う時は「車両価格 − 補助金 + 充電設備」で実質の支払額を考えるのがコツです。

『電気自動車っていくらなの?』という疑問には、車の大きさで分けて見ると答えやすくなります。

大きさ・タイプ価格帯の目安(メーカー希望小売価格・税込)
軽EV約212万円〜約321万円
コンパクト・小型約285万円〜
SUV・クロスオーバー約399万円〜約950万円
軽の商用バン約254万円〜約347万円

価格はグレードや装備で変わり、改良のたびに見直されます。ここで紹介する値段は、すべて2026年10月時点のメーカー公式サイトの掲載価格です。

販売店での実際の値段や値引きは店ごとに違うので、見積もりで確かめてみてください。

電気自動車の価格一覧(2026年10月時点)

ここでは、メーカー公式サイトで確認できた主な電気自動車の価格を、タイプ別に並べます。

順番は価格の安い順で、人気や売れ行きの順ではありません。

軽の電気自動車の価格

車種価格(税込)一充電走行距離(WLTC)
スズキ e SKY(2026年11月16日発売予定)2,120,000円〜2,790,000円310km
三菱 eKクロス EV2,446,400円〜3,214,200円180km
日産 サクラ2,448,600円〜2,998,600円180km
ホンダ N-ONE e:2,699,400円〜3,198,800円295km

軽の電気自動車の価格は、200万円台前半から300万円台前半に集まっています。

軽EVの選び方は軽の電気自動車で詳しく紹介しています。

軽の商用バンの電気自動車の価格

仕事で使う軽バンにも、電気自動車が増えています。

車種価格(税込)一充電走行距離(WLTC)
三菱 ミニキャブ EV2,541,000円〜2,651,000円180km
ホンダ N-VAN e:(4人乗り)2,699,400円〜2,919,400円245km
スズキ e エブリイ3,146,000円〜3,234,000円257km
トヨタ ピクシス バン3,146,000円257km
ダイハツ e-ハイゼット カーゴ3,146,000円257km
ダイハツ e-アトレー RS3,465,000円257km

コンパクト・小型の電気自動車の価格

車種価格(税込)一充電走行距離
ヒョンデ INSTER2,849,000円〜477km(Voyage)
ホンダ Super-ONE3,390,200円274km
ヒョンデ KONA3,872,000円〜616km(Voyage)

SUV・クロスオーバーの電気自動車の価格

車種価格(税込)一充電走行距離
スズキ e VITARA3,993,000円〜4,928,000円433km〜520km
日産 リーフ(B5)4,389,000円〜5,648,500円521km
トヨタ bZ4X4,800,000円〜6,000,000円544km〜746km
ヒョンデ IONIQ 54,994,000円〜703km
スバル ソルテラ5,170,000円〜6,050,000円687km〜746km
日産 リーフ(B7)5,188,700円〜5,999,400円702km
フォルクスワーゲン ID.45,287,000円〜409km〜587km
トヨタ bZ4X Touring5,750,000円〜6,400,000円690km〜734km
日産 アリア6,675,900円〜8,072,900円460km〜640km
レクサス RZ7,900,000円〜9,500,000円579km〜733km

一充電走行距離は、決められた試験条件での値です。気温やエアコン、走り方で実際の距離は変わります。

もっと多くの車種をメーカー別に見たい方は、国産の電気自動車一覧もご覧ください。

トヨタの電気自動車の価格

『トヨタの電気自動車の価格だけ知りたい』という方も多いので、まとめておきます。

車種タイプ価格(税込)
bZ4X G(FWD)EV4,800,000円
bZ4X Z(FWD)EV5,500,000円
bZ4X Z(4WD)EV6,000,000円
bZ4X Touring ZEV5,750,000円〜6,400,000円
プリウス PHEVPHEV3,884,100円〜4,645,300円
RAV4 PHEVPHEV6,000,000円〜6,300,000円

トヨタのev車の価格は、EVのSUVで480万円から、PHEVなら300万円台後半からです。

なぜ電気自動車は高いの?

『ハイブリッド車はエンジンもモーターも積んでいるのに、なぜ電気自動車のほうが高いの?』という疑問は、とてもよく聞きます。

いちばん大きな理由は、走るための大きなバッテリーです。

ハイブリッド車のバッテリーは、エンジンを助けるための小さめのものです。電気自動車は電気だけで数百km走るため、ずっと大きな容量のバッテリーを積んでいます。

車の種類バッテリーの役割値段への影響
ハイブリッド車エンジンを助ける小さめで済む
PHEV近い距離は電気だけで走る中くらい
電気自動車電気だけで長く走る大きく、値段が上がりやすい

ただ、この記事では、バッテリーの部品代がいくらかという金額は出しません。メーカーが公表していない数字だからです。

電気自動車はなぜ高い?と感じた時の選択肢

『やっぱり高いな』と感じた方も、すぐにあきらめなくて大丈夫です。選べる道はいくつかあります。

選択肢どんな人に向く?
補助金の対象車から選ぶ車両価格の負担を少しでも減らしたい
軽EVにする1日に走る距離が短く、近所の移動が中心
PHEVやハイブリッド車にする電気の良さを試しつつ、遠出の安心もほしい
今の車に乗り続ける今の車に不満がなく、急いで替える理由がない

どれを選んでも間違いではありません。自分の使い方とお財布に合うものを選んでみてください。

普通自動車のガソリン車と値段を比べるなら

電気自動車と普通自動車のガソリン車の値段を比較したい時は、同じメーカーの、同じくらいの大きさの車で比べるのがおすすめです。

値段を比べる時にそろえたいこと
  • 車の大きさ(軽・コンパクト・SUVなど)
  • 4WDか2WDか
  • 装備の充実度(グレード)
  • 補助金を差し引いた後の値段
  • 毎年かかる燃料代と税金の差

車両価格だけを見ると電気自動車は高く見えますが、補助金や燃料代を入れると、差が縮まることもあります。

ev車の価格比較は、同じメーカーのPHEVとも並べてみる

電気自動車だけでなく、同じメーカーのPHEVと並べると、値段の差のイメージがつかみやすくなります。

メーカーEV(税込)PHEV(税込)
トヨタbZ4X 4,800,000円〜プリウス PHEV 3,884,100円〜
三菱eKクロス EV 2,446,400円〜アウトランダーPHEV 5,369,100円〜

大きさが違う車同士なので、単純な比べ方ではありません。それでも、EVだから高い、PHEVだから安い、とは限らないことが分かりますよね。

実質の購入費用は「車両価格−補助金+充電設備」

ここが、この記事でいちばん大事なところです。

電気自動車の購入費用は、車両価格だけでは決まりません。電気自動車ガイドでは、次の式で考えています。

実質の支払額 = 車両価格 − 補助金 + 充電設備の費用 + 諸費用

電気自動車の実質の支払額を車両価格から補助金を引き充電設備の費用を足して考える流れを示した図解

補助金を差し引いた値段の例

国のCEV補助金は、車種とグレード、登録する日で額が変わります。

次世代自動車振興センターの銘柄ごとの交付額(令和8年10月13日現在)をもとに、車両価格から差し引いた例を見てみましょう。

車種・グレード車両価格(税込)国の補助金(令和8年12月31日までの登録)差し引いた額
日産 サクラ X2,599,300円580,000円2,019,300円
ホンダ N-ONE e: e: G2,699,400円580,000円2,119,400円
日産 リーフ B5 S4,389,000円1,290,000円3,099,000円
トヨタ bZ4X Z(FWD)5,500,000円1,300,000円4,200,000円

補助金を差し引くと、軽EVは200万円前後、普通車のEVでも300万円台から見えてきます。

登録する日で補助額が変わる車がある

一部の車は、令和9年1月1日以降の登録で補助額が下がります。例えば、上の日産 リーフ B5 Sは、令和9年1月1日以降の登録だと1,000,000円です。納車の時期によっては額が変わるので、見積もりの時に確かめておきましょう。

国の補助金は、申請の受付が予算に達すると終わります。次世代自動車振興センターは、受付終了の見込みを「令和8年12月上旬〜12月下旬目処」と公表していますが、前後する可能性があります。

お住まいの自治体の補助金と一緒に使える場合もあります。補助金の仕組みは電気自動車の補助金(CEV補助金)とはで詳しく紹介しています。

東京都に住んでいる場合

東京都に住んでいる方は、都の補助金を国の補助金と一緒に使える場合があります。

クール・ネット東京の案内では、令和8年7月1日以降に初めて登録した車の都の補助額は、EVで最大130万円です。メーカーや給電機能、再エネの電気の契約などで額が変わります。

都内に住所があることなどの条件があるので、申請前にクール・ネット東京の公式ページで確かめてみてください。

充電設備の費用も入れておく

自宅で充電するなら、充電用のコンセントや充電器の工事が必要になることがあります。

工事の費用は、家の配線や駐車場までの距離で大きく変わるので、ここでは金額は出しません。電気工事士による工事が必要なので、見積もりを取って確かめてみてください。

補足

国の戸建て住宅向け充電用コンセントの補助金(令和7年度補正)は、申請期間が令和8年9月30日で終わっています。自治体によっては独自の補助がある場合もあるので、お住まいの自治体のページで確かめてみてください。

諸費用も忘れずに

車を買う時は、車両価格のほかに、登録の手数料や保険料などの諸費用がかかります。

電気自動車は、自動車税環境性能割が令和8年3月31日で廃止されたこともあり、買う時の税の考え方が以前と変わっています。見積書の諸費用の欄を、項目ごとに確かめておきましょう。

実質の支払額を出す手順
  1. 欲しい車とグレードのメーカー希望小売価格を確かめる
  2. 国の補助金の額を、登録する予定の日で確かめる
  3. 自治体の補助金があるか調べる
  4. 自宅の充電設備の工事の見積もりを取る
  5. 見積書の諸費用を足して、実質の支払額を出す

価格帯別の選び方

電気自動車は、価格帯によってできることが違います。

『安いほうがいいけど、走れる距離が足りないと困る』という方は、次の表を目安にしてみてください。

価格帯(税込の目安)主なタイプ向いている使い方
200万円台軽EV近所の買い物や通勤など、1日に走る距離が短い
300万円台コンパクト・小型SUV街乗り中心で、ときどき遠出もしたい
400万〜500万円台SUV・クロスオーバー家族で使う、遠出が多い、航続距離を重視する
600万円以上上級SUV・4WD走りや装備、4WDの性能を重視する
電気自動車を価格帯ごとに軽EV・コンパクト・SUV・上級SUVに分けて向いている使い方を示した図解

値段の安い順に選びたい方は、安い電気自動車の選び方で注意点を紹介しています。

値段だけで選ぶと後悔しやすいこと

安さだけで選ぶと、航続距離が足りずに充電の回数が増えたり、遠出のたびに計画が大変になったりすることがあります。1日にどのくらい走るか、家で充電できるかを先に考えてから、価格帯を決めましょう。

平均価格や相場はある?

『電気自動車の平均価格はいくら?』と気になる方もいますよね。

ただ、電気自動車の新車の平均価格を示す公的な統計は見当たりません。車の大きさで値段が大きく違うので、平均よりも、自分が選ぶタイプの価格帯で見るほうが役に立ちます。

新車の値段の相場観は、上の価格帯の表を目安にしてみてください。

今の車を手放す時は

電気自動車の値段を考える時は、今の車をいくらで手放せるかも大事な材料です。

EVへの乗り換えなどで今の車を手放す時は、販売店の下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。先に今の車の相場を知っておくと、実質の支払額が見えて判断しやすくなりますよ。

月々の支払いで考えたい方は、電気自動車のリースとローンも参考にしてみてください。

よくある相談:電気自動車の値段について

ここでは、ネットの相談サイトでよく見かける声を要約して紹介します。

相談1 ハイブリッド車のほうが部品が多いのに、なぜ電気自動車は高い?

エンジンもモーターも積んでいるハイブリッド車のほうが安いのはなぜか、という相談です。とても多くの人が見ている質問でした。

答えは、バッテリーの大きさの違いです。

ハイブリッド車はエンジンを助ける小さめのバッテリーで済みます。電気自動車は電気だけで長く走るため、大きなバッテリーが必要になり、そこが値段に表れます。

相談2 同じクラスのガソリン車の2倍くらいの値段がするのはなぜ?

電気自動車の価格が、同じ車格のガソリン車と比べて2倍くらいするのはどうしてか、という相談です。

車種によって差は違いますが、理由はやはりバッテリーです。

販売店で見積もりを取る時は、こんなふうに聞いてみると比べやすくなります。

「補助金を引いた後の金額で、同じくらいの大きさのハイブリッド車と並べてもらえますか?」

並べてみると、車両価格の差がどのくらい縮まるのかが具体的に見えてきます。

回答のポイント

比べる時は、補助金を差し引いた後の値段と、毎年の燃料代・税金の差も入れてみてください。車両価格だけで見るより、差が小さくなることがあります。

相談3 カッコよくて値段も高すぎない、4WDの電気自動車は?

雪の多い地域に住んでいて、4WDで、値段がそこまで高くない電気自動車を探している、という相談です。

2026年10月時点のメーカー公式サイトで、4WDを選べる主なEVの価格は次のとおりです。

車種(4WD)価格(税込)
スズキ e VITARA Z(4WD)4,928,000円
スバル ソルテラ ET-SS(AWD)5,610,000円
トヨタ bZ4X Z(4WD)6,000,000円
日産 アリア B6 e-4ORCE7,280,900円〜

寒い地域では、気温が下がると航続距離が短くなりやすいので、余裕のある航続距離の車を選んでおくと安心です。SUVの選び方は電気自動車のSUVで紹介しています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。

下取りの商談でよくある流れ
  • まず、控えめな下取り額を提示される
  • 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる

金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。

ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。

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よくある質問

電気自動車はいくらから買えますか?

2026年10月時点のメーカー公式サイトの掲載価格では、軽EVで200万円台前半からです。コンパクトカーは300万円前後から、SUVは400万円前後からが目安です。国の補助金の対象車なら、補助金を差し引いて考えることもできます。

電気自動車はなぜ高いのですか?

いちばん大きな理由は、電気だけで長く走るための大きなバッテリーを積んでいることです。ハイブリッド車のバッテリーはエンジンを助けるための小さめのものなので、そこが値段の差になります。

電気自動車の値段は、これから安くなりますか?

将来の値段は分かりません。新しい車種の発売や改良で価格が見直されることはあるので、買う時点のメーカー公式サイトの価格と、補助金の額を確かめてみてください。

電気自動車の購入費用には、何が含まれますか?

車両価格のほかに、登録の手数料や保険料などの諸費用、自宅で充電するなら充電設備の工事費がかかります。補助金を差し引いた実質の支払額で考えるのがおすすめです。

補助金はいくらもらえますか?

国のCEV補助金は車種・グレード・登録する日で変わります。2026年10月時点で、補助対象車両一覧から読み取れる上限は普通車のEVで130万円、軽EVで58万円です。申請前に次世代自動車振興センターの公式ページで最新の内容を確かめてください。

まとめ

電気自動車の値段は、軽で200万円台から、コンパクトカーで300万円前後から、SUVで400万円前後からが目安です。

ただ、車両価格だけでなく、補助金、充電設備、諸費用まで入れた実質の支払額で比べることが大切です。電気自動車の全体像は電気自動車(EV)とはにまとめています。

この記事の要点
  • 電気自動車の値段は、軽EVで200万円台〜、SUVで400万円前後〜(2026年10月時点のメーカー公式価格)
  • 高い理由は、電気だけで長く走るための大きなバッテリー
  • 実質の支払額は「車両価格 − 補助金 + 充電設備 + 諸費用」で考える
  • 補助金は車種と登録する日で変わるので、見積もりの時に確かめる
  • 今の車の相場も知っておくと、乗り換えの負担が見えやすい
電気自動車ガイド

電気自動車ガイド 編集部

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