当サイトは経済産業省・国土交通省など公的機関の公開情報と自動車メーカーの公式情報をもとに編集部が独自に執筆しています。補助金・税制・車両の価格や性能は年度や時期で変わるため、申請や購入の前に各制度の公式ページとメーカーの公式情報で最新の内容を確認してください。記事内には広告を含む場合があります。
アメリカやヨーロッパのメーカーの電気自動車が気になっているけれど、『外車のEVって、日本で乗って困らないのかな』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、輸入車の電気自動車も、国産と同じように補助金の対象になる車種があり、日本で普通に乗れます。ただ、整備できる拠点の場所や保証の中身、補助金の額は車種ごとの差が大きいので、契約前の確認が欠かせません。
この記事では、日本で買える海外メーカーのEVを公式値で並べ、外車を選ぶ時の確認点を表で紹介します。
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アメリカやヨーロッパでは電気自動車はどれくらい広がっている?
経済産業省の資料では、2024年の第4四半期の新車販売に占めるEVの割合は、世界で15%、日本で1%とされています。海外では日本よりEVが身近な乗り物になっていますが、日本でも少しずつ増えています。
『電気自動車は海外のほうがずっと進んでいるって本当?』と気になりますよね。
世界全体で見ると、たしかに日本よりEVの割合は高くなっています。アメリカ、ヨーロッパ、中国の市場の話題がニュースでよく出てくるのも、そのためなんです。
日本の状況は、自販連の燃料別の登録台数で確かめられます。軽自動車を除いた乗用車の数字です。
| 期間 | EVの台数 | 乗用車に占める割合 |
|---|---|---|
| 2024年1〜12月 | 34,057台 | 1.35% |
| 2025年1〜12月 | 39,885台 | 1.57% |
| 2026年9月(単月) | 13,440台 | 5.7% |
2026年9月は、前の年の同じ月の約3倍(299.7%)でした。日本でも選べる車種が増えて、少しずつ身近になってきています。普及の背景は電気自動車が普及しない理由でも紹介しています。
日本の政府は、2035年までに乗用車の新車販売をすべて電動車にすることを目指しています。ただ、この電動車にはハイブリッド車やPHEVも含まれているので、「日本でもすぐにEVしか買えなくなる」という意味ではありません。
世界のメーカーランキングは載せていない理由
「電気自動車メーカーランキング世界」や「電気自動車ランキング世界2023」で調べる方もいますよね。
ただ、2023年など過去の年の世界の販売順位は、この記事では公的な統計で確かめられませんでした。そのため、メーカーの順位は載せていません。買う車を選ぶ時は、順位よりも日本での販売・整備の体制や保証を見るほうが役に立ちますよ。
日本で買える輸入車・海外メーカーの電気自動車
日本では、アメリカ・ヨーロッパ・韓国・中国のメーカーが電気自動車を販売しています。この記事では、日本の公式サイトで数値を確かめられた車種だけ数字を載せ、確かめられなかった車種は名前だけを紹介します。
『外車のEVって、どんなメーカーがあるの?』という方のために、地域ごとに見ていきましょう。
| 地域 | メーカー | 日本で販売している主な電気自動車 |
|---|---|---|
| アメリカ | テスラ | Model 3、Model Y |
| ヨーロッパ(ドイツ) | フォルクスワーゲン | ID.4、ID. Buzz |
| ヨーロッパ(ドイツ) | BMW | iX、iX3、iX2、iX1、i5、i4 など |
| ヨーロッパ(ドイツ) | メルセデス・ベンツ | CLA(電気)、EQE SUV、GLC(電気)など |
| ヨーロッパ(スウェーデン) | ボルボ | EX30 など |
| 韓国 | ヒョンデ | IONIQ 5、KONA、INSTER |
| 中国 | BYD | ドルフィン、ATTO 3、SEAL、SEALION 7 など |
テスラ、BMW、メルセデス・ベンツ、ボルボ、BYDの価格と航続距離は、この記事の調査では公式ページの本文を確かめられませんでした。数字は、それぞれの日本の公式サイトで確認してみてください。
アメリカの電気自動車は日本でどう買う?
アメリカのメーカーのEVとして日本で知られているのは、テスラのModel 3とModel Yです。購入の方法や、試乗・点検をどこで受けられるかは、テスラの日本の公式サイトで確かめておきましょう。
電気自動車のVW(フォルクスワーゲン)
ヨーロッパの電気自動車で、日本の公式サイトの数値を確かめられたのはフォルクスワーゲンです。SUVのID.4と、ミニバンのID. Buzzがあります。
ID.4には一充電走行距離587kmのProと409kmのLiteがあり、ID. Buzzには標準のProと、車体の長いPro Long Wheelbaseがあります。家族で乗るミニバンのEVを探している方には、数少ない選択肢の一つですね。ミニバンのEVについては電気自動車のミニバン・ファミリーカーで紹介しています。
電気自動車のVolvo(ボルボ)
ボルボはEX30などの電気自動車を日本で販売しています。この記事の調査では日本の公式サイトの本文を確かめられなかったため、価格や航続距離は公式サイトで確認してみてください。
韓国メーカー(ヒョンデ)の電気自動車
ヒョンデは、SUVのIONIQ 5、コンパクトSUVのKONA、コンパクトカーのINSTERを日本で販売しています。INSTERは室外・室内で使えるV2Lに対応していて、車の電気を家電に使えます。
大きさも価格もかなり違う3車種なので、『同じメーカーでどれがいいの?』と迷ったら、まず1日の移動距離と乗る人数から絞ってみてください。
中国メーカーの電気自動車
中国のBYDも、日本でBEVとPHEVを販売しています。選ぶ時の確認点は中国の電気自動車でくわしく紹介しています。

輸入車の電気自動車を航続距離の長い順に並べると
人気の順位ではなく、日本の公式サイトに載っている一充電走行距離(WLTCモード等)の長い順に並べました。2026年10月時点の掲載で、価格はメーカー希望小売価格(消費税込)です。
| 車種 | タイプ | 一充電走行距離 | 電池容量 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| ヒョンデ IONIQ 5 | SUV | 703km(上位グレード) | 84.0kWh | 4,994,000円〜 |
| ヒョンデ KONA | コンパクトSUV | 616km(Voyage) | 64.8kWh | 3,872,000円〜 |
| VW ID.4 Pro | SUV | 587km | 公式サイトで確認 | 5,287,000円〜(ID.4) |
| VW ID. Buzz Pro Long Wheelbase | ミニバン | 554km | 公式サイトで確認 | 9,979,000円〜 |
| VW ID. Buzz Pro | ミニバン | 524km | 公式サイトで確認 | 8,889,000円〜 |
| ヒョンデ INSTER | コンパクト | 477km(Voyage) | 49kWh | 2,849,000円〜 |
| VW ID.4 Lite | SUV | 409km | 公式サイトで確認 | 5,287,000円〜(ID.4) |
「電気自動車輸入車ランキング」や「電気自動車ランキング外車」で探す方も多いですよね。ただ、売れ筋の順位を公的に確かめられる統計は見当たらないため、こうした公式値で比べるのがおすすめです。国産の車種と比べたい方は国産の電気自動車一覧もどうぞ。
自販連の統計では、日本のメーカーが海外で作った車も「輸入車」に含まれます。「外車」と「輸入車」は、数字を見る時には意味が少し違うことがあるんです。
輸入EVを選ぶ前の確認表|充電規格・整備拠点・保証・補助額
外車の電気自動車を選ぶ前に確かめたいのは「急速充電の規格」「販売店と整備の拠点」「駆動用バッテリーの保証」「補助金の額」の4つです。どれも契約の前に販売店で確かめられます。
『輸入車は何を気にすればいいのか分からない』という方のために、確認する順番と聞き方の例をまとめました。
| 確認すること | なぜ大事か | 聞き方の例 |
|---|---|---|
| 急速充電の規格 | 近くの急速充電器で使えるか、アダプターが要るかが変わる | 「この辺りの急速充電器でそのまま充電できますか?」 |
| 普通充電の対応 | 自宅の充電設備の工事内容が変わる | 「自宅の200Vの設備で充電できますか?」 |
| 販売店と整備拠点の場所 | 点検や修理のたびに通う場所になる | 「一番近い整備の受付はどこですか?」 |
| 駆動用バッテリーの保証 | 年数や容量の条件はメーカーごとに違う | 「容量が何%を下回ったら保証ですか?」 |
| 部品の取り寄せ | 修理の期間に関わる | 「部品が届くまでの目安は?」 |
| 国の補助金の額 | 車種とグレード、登録日で額が違う | 「この車の補助額と登録日の条件は?」 |
| 車の大きさ | 輸入車は車幅の大きい車もある | 「自宅の駐車場に入るか測ってもらえますか?」 |

急速充電は「家の近く」と「よく行く道」で確かめる
急速充電の差し込み口の形(規格)は、車種によって違う場合があります。国内の急速充電器でそのまま使えるのか、アダプターが要るのかは、販売店で確かめておきましょう。
普通充電器の出力は3〜6kWほど、急速充電器は10〜100kWほどとされています。自宅で毎晩充電できるなら、急速充電に頼る場面はぐっと減りますよ。充電の基本は電気自動車の充電の基本で紹介しています。
整備の拠点が遠い時はどうする?
輸入車は、販売店や整備の拠点が国産車より少ない地域もあります。点検や修理のたびに遠くまで行くのは大変ですよね。
「点検の時は、車を引き取りに来てもらえますか?」
「近くの整備工場で受けられる点検や修理はありますか?」
こんなふうに、通えない時の対応を先に聞いておくと、買った後の不安がぐっと減りますよ。
保証の条件はメーカーごとに違う
駆動用バッテリーの保証は、国産メーカーの間でも違います。たとえばトヨタのbZ4Xシリーズは10年・20万km、容量70%、三菱のeKクロス EVは8年・16万kmで容量66%を下回った場合、と公式サイトに書かれています。
輸入車の保証の条件は、この記事の調査では確かめられませんでした。年数・走行距離・容量の条件を書面で見せてもらい、国産の候補と並べて比べてみてください。
- 補助金を引く前と後の見積書
- 駆動用バッテリーの保証の条件が書かれた書面
- 点検・整備を受け付ける拠点の場所
- 自宅や職場の近くで使える充電器の場所
輸入車の電気自動車の補助金と税金
国のCEV補助金は、次世代自動車振興センターが承認した車種なら、輸入車も対象です。ただし額は車種ごとに大きく違い、日本で初めて登録する中古の輸入車や、メーカーの新車保証がない車は対象外です。
『外車のEVでも補助金って出るの?』と思う方もいるかもしれませんね。対象の車種なら出ますが、国産と同じ額とは限らないんです。
次世代自動車振興センターの公表(2026年10月13日現在)では、2026年度に申請できる国のCEV補助金(令和7年度補正予算分)の額の例は次のとおりです。
| 車種(グレード) | 2026年4月1日〜12月31日の登録 | 2027年1月1日以降の登録 |
|---|---|---|
| ヒョンデ IONIQ 5 Voyage | 87万円 | 47万円 |
| ヒョンデ INSTER Casual | 47万円 | 47万円 |
| (参考)トヨタ bZ4X Z(FWD) | 130万円 | 130万円 |
| (参考)日産 アリア B6 | 129万円 | 100万円 |
補助額は、車の性能だけでなく、充電インフラへの貢献や整備の体制なども点数にして決まります。そのため、同じくらいの価格の車でも額に差が出るんです。決まり方は補助金の対象車と金額で紹介しています。
申請の期限と振り込みまでの期間
国のCEV補助金の申請は、車の登録の後に行います。登録の日までに支払いの手続きが済んでいれば、登録の日から1か月が提出の期限です。
書類が届いてから交付が決まるまでは、概ね3〜4か月かかる見込みとされています。納車が年をまたぐと補助額が変わる車種もあるので、登録の予定日も販売店に確かめておきましょう。
価格の高い輸入車は補助額に係数がかかる
メーカー希望小売価格(税抜)が840万円以上の車は、算定した補助額に0.8を掛けた額になります。東京都の補助金も、本体価格840万円以上の車は0.8倍です。
東京都の補助金はメーカーごとに上乗せの額が決まっていて、輸入メーカーも一覧に入っています。国の補助金とは重ねて申請できるので、お住まいの自治体の制度も確かめてみてください。
日本で初めて登録する中古の輸入車は、国のCEV補助金の対象外です。メーカーの新車保証がついていない車も対象外なので、海外から個人で取り寄せる場合などは、補助金を当てにして予算を組む前に確かめておきましょう。
自動車税は国産と同じ扱い
自動車税は、メーカーの国籍に関係なく、電気自動車は「1.0リットル以下(電気自動車含む)」の区分です。自家用の乗用車なら年25,000円(2019年10月1日以後に初めて登録した車)で、新車登録の翌年度は概ね75%の軽減が1年度分だけあります。
ただ、2028年度以後に新車登録するEVの乗用車は、車両重量に応じた課税にする方針が示されています。税率はまだ決まっていないので、重い車を選ぶ時は今後の発表も気にしておきましょう。
外車の電気自動車でよくある相談
知恵袋では「海外ではEVがかなり普及しているって本当?」「外車のEVを買う前に考えておくことは?」「雪国の田舎で外車のEVは使える?」といった相談がよく見られます。
「海外では電気自動車がかなり普及しているって本当?」
世界全体ではEVの割合が日本より高い、というのは経済産業省の資料からも読み取れます。ただ、国や地域によって補助金や充電の環境が違うので、海外で広がっているから日本でも同じように便利、とは限りません。
あなたにとって大事なのは、自宅で充電できるか、ふだんの移動距離に合うかです。
「外車のEVを買う前に考えておくことは?」
閲覧数は多くありませんが、輸入EVを考える人にとって大事な質問です。答えは、上の確認表の内容がそのまま当てはまります。
「デザインが気に入ったから、もう決めちゃおうかな」
「その前に、近くで点検してもらえる場所と、バッテリーの保証だけは聞いておこう」
こんなふうに、気に入った車ほど、契約の前に一呼吸おいて確かめてみてください。
「北海道の田舎で、自宅に3kWのEV用コンセントがある。外車のEVでも大丈夫?」
寒い地域では、外気温が下がると電池の働きが鈍くなり、走れる距離が短くなりやすいとトヨタが説明しています。これは国産でも輸入車でも同じです。
自宅で毎晩充電できるのは大きな強みです。そのうえで、冬の遠出で使う急速充電器が近くにあるか、整備の拠点まで通えるかを確かめておくと安心ですよ。寒い地域の使い方は電気自動車は冬に弱い?で紹介しています。
外車の電気自動車を手放す時と乗り換える時
今の車を手放して輸入のEVに乗り換えるなら、今の車の売却額で実際の負担が変わります。下取りだけでなく買取店に売る方法もあるので、先に相場を知っておくと判断しやすくなります。
『外車は下取りが安いって聞くけど…』と心配になる方もいるかもしれませんね。買取の相場には公的な基準がないので、この記事では金額は書いていません。
下取りは手続きが一度で済むのが良いところです。一方で、買取店に査定を頼めば、下取りと金額を比べられます。今の車の相場を先に知っておくと、輸入EVの予算を決めやすくなりますよ。
- 保証書と点検整備記録簿
- 取扱説明書と充電ケーブル
- 販売店で受けたバッテリーの点検の記録
- スペアキー
点検整備記録簿は、マイカーなら2年の保存が決められていて、国土交通省はできるだけ長く残しておくよう勧めています。売る時に整備の記録がそろっていると、車の状態を伝えやすくなりますよ。
補助金を受けた輸入EVを手放す時の注意
国のCEV補助金を受けた車は、自家用の乗用車なら新規登録から4年の保有が求められます。その前に売る場合は、事前に次世代自動車振興センターの承認を受け、補助金の一部を返す必要があります。
将来手放す時の考え方は電気自動車のリセールバリュー、補助金の返納については補助金をもらった電気自動車を売る時の注意で紹介しています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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これが、車の買い替えで損をするか、得をするかの分かれ目になります。
すでに調べ尽くしている方は「知ってるよ」と思うかもしれません。でも、ピンと来なかった方は、ここだけは最後まで読んでみてください。
ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。
販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
- まず、控えめな下取り額を提示される
- 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる
金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。
ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。
比べる材料を持たずに商談に行くと、もっと高く売れたはずの車を、そのまま安く手放してしまうこともあるんです。
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この2つを持って販売店に行き、「買取店では○○万円で買い取ってもらえるそうです」と伝えてみてください。
それより安い下取り額では、話がまとまりにくくなります。
それでも下取り額が上がらなければ、高く買ってくれる買取店に売ればいいだけです。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫ですよ。

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まとめ
- 世界ではEVの割合が日本より高いが、日本でも少しずつ増えている
- 日本ではアメリカ・ヨーロッパ・韓国・中国のメーカーがEVを販売している
- 輸入EVは充電規格・整備の拠点・バッテリーの保証・補助額を契約前に確かめる
- 補助額は車種ごとに大きく違い、中古の輸入車や新車保証のない車は対象外
- 乗り換えでは、今の車の下取り額と買取の査定額を比べておく





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