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電気自動車が気になる一方で、『買ってから後悔したらどうしよう』と不安になりますよね。「充電が大変」「すぐ電池が切れる」といった話を聞いて、迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、電気自動車のデメリットは、家で充電できるか、どんな使い方をするかで重さが大きく変わります。対策できるものと、避けられないものを分けて考えるのがコツです。
この記事では、買ってから困りやすい点を4つに分けて、自分にとって本当に問題になるかを確かめられるようにしました。
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電気自動車のデメリットは?4つに分けて対策できるものを見る
電気自動車の主なデメリットは「車両価格が高め」「充電に時間がかかる」「寒い日や遠出で航続距離が不安」「補助金を受けると手放す時に縛りがある」の4つです。家で充電できない人や、長距離の移動が多い人ほど、デメリットを強く感じやすくなります。
まずは、よく挙がる電気自動車の欠点を並べてみます。
| よく挙がるデメリット | どんな時に困る? |
|---|---|
| 車両価格が高め | 同じくらいの大きさのガソリン車より値段が上がりやすい |
| 充電に時間がかかる | 給油のように数分では終わらない |
| 航続距離が不安 | 寒い日や高速道路で短くなりやすい |
| 充電する場所が限られる | マンションや出先で充電できないことがある |
| 手放す時に縛りがある | 補助金を受けた車は保有期間がある |
| 税の扱いが変わる予定 | 令和10年度以後の新車は課税の見直しの方針 |
『やっぱりデメリットが多いな』と感じた方もいるかもしれませんね。
ただ、ここに並んだ課題や問題点が、全部の人に当てはまるわけではないんです。ここから、自分にとって重いものと軽いものを分けてみましょう。
デメリットを4つに分けると、対策できるものが見えてくる
電気自動車ガイドでは、電気自動車のマイナス面を「お金」「時間(充電)」「使い方」「手放す時」の4つに分けています。
それぞれ、工夫で軽くできるものと、どうしても避けられないものがあります。
| 分類 | 主なデメリット | 対策できること | 避けにくいこと |
|---|---|---|---|
| お金 | 車両価格が高め、充電設備の工事 | 補助金の対象車を選ぶ、軽EVにする | 補助金を引いても差が残る車がある |
| 時間(充電) | 充電に時間がかかる | 家で寝ている間に充電する | 出先の急速充電では待ち時間が出る |
| 使い方 | 寒い日や遠出で航続距離が短い | 余裕のある航続距離の車を選ぶ、充電の計画を立てる | 寒さで走れる距離が変わること自体 |
| 手放す時 | 補助金の保有期間、バッテリーの状態 | 保有期間と保証を先に確かめる | 期間内に売る時の手続き |

『自分には「時間」の不安がいちばん大きい』のように、気になる分類から読んでみてください。
お金のデメリットは車両価格と見えにくい費用
車両価格が高め
電気自動車は、同じくらいの大きさのガソリン車やハイブリッド車より、車両価格が高めです。
大きな理由は、電気だけで長く走るための大きなバッテリーを積んでいることです。
国の補助金の対象車なら、その分を差し引いて考えられます。
2026年10月時点で、次世代自動車振興センターの補助対象車両一覧から読み取れる上限は、普通車のEVで130万円、軽EVで58万円です。額は車種やグレード、登録する日で変わります。
充電設備の工事費
自宅で充電するなら、充電用のコンセントや充電器の工事が必要になることがあります。
工事は電気工事士が行う必要があり、費用は家の配線や駐車場までの距離で大きく変わります。国の戸建て住宅向け充電用コンセントの補助金(令和7年度補正)は、令和8年9月30日で申請期間が終わっています。
外の充電の料金が分かりにくい
外の充電スタンドの料金は、時間で決まるもの、使った電気の量で決まるもの、会員かどうかで変わるものなど、仕組みがいろいろです。
『家で充電する時と同じくらい安いと思っていた』という勘違いが起きやすいところです。よく使うスタンドの料金は各サービスの公式サイトで確かめておきましょう。
保険料はどう考える?
自賠責保険は、EVかガソリン車かで料率が分かれていません。自家用の乗用車なら同じ区分です。
任意保険は、車両価格や型式、付ける補償で決まります。車両価格が高めの電気自動車は、車両保険の付け方で保険料が変わりやすいので、見積もりで確かめておきましょう。
税の扱いが今後変わる
今は、電気自動車の自動車税は最も低い区分で、重量税も新車時と最初の車検は免税です。
ただ、令和8年度の税制改正大綱では、令和10年度以後に新しく登録したEVの乗用車に、車両重量に応じた課税を入れる方針が示されています。重量税も、令和10年5月1日以後の車検から、重さに応じた負担を加える方針です。
具体的な税率は令和9年度の税制改正で決まる予定で、まだ決まっていません。「走行距離に応じた課税が決まった」という話も見かけますが、大綱の抜粋や総務省の資料に走行距離課税の記載はありません。
充電にかかる時間と場所のデメリット
充電には時間がかかる
ガソリン車なら給油は数分で終わりますよね。電気自動車の充電は、そうはいきません。
経済産業省の資料では、普通充電器の出力は3〜6kW、急速充電器は10〜100kW(一部はそれ以上)とされています。
| 充電の種類 | 出力の目安 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 普通充電 | 3〜6kW | 自宅や職場で、時間をかけて充電 |
| 急速充電 | 10〜100kW | 出先で、短い時間で継ぎ足す |
例えば、仮に20kWh分の電気を入れるとすると、3kWの普通充電なら単純に割って約7時間です。実際は電池の残りや気温、車の受け入れられる出力で変わります。
家で充電できるかで、重さが変わる
時間のデメリットは、家で充電できるかでまったく違います。
家なら、寝ている間につないでおけば、朝には終わっています。待ち時間を感じることは少ないんです。
一方、マンションなどで家で充電できないと、外の充電スポットに行って待つ時間が毎回かかります。
「近くに充電スポットがあるから大丈夫」と思って買ったものの、混んでいて待たされる、営業時間が合わない、ということがあります。買う前に、よく使う時間帯に実際に使えるかを確かめておきましょう。
- 家で充電できるなら、帰宅したらつなぐ習慣にする
- 出先の急速充電は、食事や買い物の間に済ませる
- よく行く場所の近くの充電スポットを、地図に登録しておく
- 電池が少なくなる前に、早めに継ぎ足す
分譲マンションの駐車場に充電設備を付けるには、管理組合の総会決議が必要です。詳しくはマンション・賃貸で電気自動車は乗れる?で紹介しています。
充電する場所はまだ増えている途中
経済産業省の推計では、2024年度末時点で、充電器は約6.8万口(急速約1.2万口、普通約5.6万口)です。政府は2030年までに30万口を目標にしています。
地域によっては、まだ充電スポットが少ないところもあります。普段走るルートで、充電できる場所を地図で確かめておきましょう。
航続距離などEVならではの使い方のデメリット
寒い日や高速道路で航続距離が短くなる
カタログの一充電走行距離は、決められた試験条件での値です。メーカーは、気温や渋滞、エアコン、運転の仕方で実際の距離は大きく変わると注意書きをしています。
トヨタは、外の気温が下がるとバッテリーの温度も下がり、航続距離の低下が目立つと説明しています。これは劣化ではなく、温度による一時的な変化です。
最近は、バッテリーを温めたり冷やしたりする仕組みで、季節による差を小さくしている車もあります。寒い地域で選ぶなら、こうした機能があるかもカタログで確かめておくと安心です。
『雪の日に途中で止まったらどうしよう』という不安がある方は、普段の移動距離に対して、航続距離に十分な余裕のある車を選んでおきましょう。
冬にどのくらい短くなるかは、メーカーの公式な一般値が見当たりません。寒い地域にお住まいの方は、電気自動車は冬に弱い?もあわせて読んでみてください。
- 目的地までの距離と、途中の充電スポットを調べる
- 出発前に家で充電しておく
- 寒い日は、充電中に車内を温めておく
- 電池の残りに余裕があるうちに、早めに充電する
電池が切れたら自力で動けない
駆動用バッテリーの残りがなくなると、電気自動車は自力で走れなくなります。
日産の案内では、残りが完全になくなると走行可能の表示が消え、シフトが自動で「N」になります。安全な場所へ押して移動し、ロードサービスなどに連絡する流れです。
ガソリン車のように、携行缶で燃料を持ってきてもらうことはできません。遠出の時は、早めに充電する習慣をつけておきましょう。
補機バッテリーが上がることもある
電気自動車にも、ライトや電装品を動かす12Vの補機バッテリーがあります。
これが上がると、駆動用バッテリーに電気が残っていても車を動かせないことがあります。
メーカーの案内では、押しがけはできず、他の車から救援してもらって始動します。日産は、電気自動車で他の車を救援することはできないと案内しています。
水に浸かった時は自分で触れない
国土交通省は、冠水した車は自分で動かそうとせず、販売店や整備工場に相談するよう呼びかけています。
電気自動車は高い電圧のバッテリーを積んでいるので、むやみに触らないことが大切です。
手放す時のデメリットと、今の車を手放す前の確認
『買う時より、売る時のほうが気になる』という方も多いですよね。
補助金を受けると、4年は手放しにくい
国のCEV補助金を受けた車は、自家用なら登録から4年の保有期間(処分制限期間)があります。
期間内に売ったり譲ったりする時は、事前に次世代自動車振興センターに財産処分承認申請書を出して、承認を受ける必要があります。そのうえで、補助金の一部を返します。
返す額は、補助額に残りの期間の割合をかけて決まるのが基本です。具体的な額は、センターから届く「返納額のお知らせ」で確定します。
承認を得ずに手放したことが分かると、補助金の全額の返納を求められることがあります。また、期間内の車を下取りに出して新しい補助対象車を買う場合、下取り車の返納が終わるまで新しい車の補助金は交付されません。
詳しくは補助金をもらった電気自動車を売る時の注意で紹介しています。
バッテリーの状態で評価が変わりやすい
電気自動車を手放す時は、駆動用バッテリーの状態が気になるポイントです。
メーカーごとにバッテリーの保証があります。
例えば「8年・16万kmまでに容量が70%を下回ったら」という条件が多いです。一方で、年数や基準が違うメーカーもあります。
保証の内容は、保証書や販売店で確かめておきましょう。
バッテリーの長持ちについては電気自動車のバッテリー寿命で紹介しています。売る時の値段の考え方は電気自動車のリセールバリューで紹介しています。
中古で買う人が気にするところ
電気自動車を売る時は、次に買う人が何を気にするかを知っておくと安心です。
中古の電気自動車では、駆動用バッテリーの容量や、メーカーの保証が引き継げるかがよく確かめられます。メーカーによっては、保証を引き継ぐのに販売店での有料の点検が必要なこともあります。
点検整備記録簿や、販売店でのバッテリーの診断結果を取っておくと、車の状態を伝える材料になりますよ。
今の車を手放すなら、先に確かめたいこと
デメリットを知ったうえで、今の車をどうするかを考える時の選択肢を並べてみます。
| 選択肢 | 向いている人 | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| 今の車に乗り続ける | 不満がなく、デメリットが気になる | 次の車検や税の時期 |
| ハイブリッド車・PHEVにする | 遠出が多く、充電の不安を減らしたい | 補助金の対象か(PHEV) |
| EVに乗り換え、今の車を下取りに出す | 手続きを一度で済ませたい | 下取り額と値引きを分けて確認 |
| EVに乗り換え、今の車を買取店に売る | 売却額を確かめてから決めたい | 複数の店の査定額を比べて相場を知る |
『下取りしか考えていなかった』という方も多いはずです。販売店の下取りは手続きが一度で済んで便利ですし、買取店に売る方法もあります。
どちらを選ぶにしても、先に今の車の相場を知っておくと、EVに乗り換えた時の実際の負担が見えて、判断しやすくなります。
- 今の車の車検の残りと、ローンが残っていないか
- 下取り額と、買取店の査定額を比べて相場を知ったか
- 新しいEVの補助金の額と、保有期間を確かめたか
- 自宅に充電設備を付けられるか、見積もりを取ったか

今、電気自動車に乗っていて手放すか迷っている方は、補助金の保有期間が残っていないかと、バッテリーの状態を先に確かめておきましょう。
よくある相談:電気自動車のデメリット
ここでは、ネットの相談サイトでよく見かける声を要約して紹介します。
相談1 電気自動車にデメリットはある?なぜなかなか普及しないの?
何年も前から電気自動車はあるのに、普及しないのはデメリットがあるからでは、という相談です。とても多くの人が見ている質問でした。
日本自動車販売協会連合会の統計(軽自動車を除く乗用車)では、2025年のEVの割合は1.57%でした。2026年9月の1か月では5.7%と、少しずつ増えています。
車両価格や充電の手間、航続距離の不安が、選ばれにくい理由としてよく挙がります。
相談2 ガソリン車なら困らなかったのに、EVで困ったことは?
電気自動車だからこそ困ったことを知りたい、という相談です。
よく挙がるのは、こんな場面です。
- 出先の充電スポットが混んでいて、待ち時間が長かった
- 寒い日に、思ったより走れる距離が短かった
- 遠出の時に、充電の計画を立てるのが手間だった
どれも、家での充電と、出かける前の計画で軽くできるものです。
例えば、家族とこんな会話になることもあります。
「今度の帰省、途中で充電するならどこで休む?」
「サービスエリアで食事する時に、ついでに充電しようか」
出かける前に充電の場所と時間を決めておくと、待ち時間も休憩の時間に変えられますよ。
普段の生活圏だけで使うなら、こうした手間を感じる場面はぐっと少なくなります。困りごとの多くは、遠出や慣れない場所で起きやすいんです。
電気自動車ならではの困りごとは、使い始めの数か月で慣れることも多いです。最初のうちは、電池の残りに余裕をもって行動してみてください。
相談3 バッテリーが進化すれば、デメリットはなくなる?
充電の時間や航続距離の短さは、バッテリーの進化で解決するのか、という相談です。
先のことは分かりませんが、改良は続いています。例えば、スバルの改良モデルは、寒い時の急速充電の時間を短くしたと発表しています。
今あるデメリットが、自分の使い方でどれくらい問題になるかで判断するのが現実的です。待つという選び方もありますし、その間はハイブリッド車やPHEV、今の車に乗るのも正しい選択です。
『デメリットしかないのでは?』と感じている方は、電気自動車はデメリットしかない?も参考にしてみてください。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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よくある質問
電気自動車のいちばんのデメリットは何ですか?
人によって違いますが、家で充電できない人には充電の手間、遠出が多い人には航続距離の不安が大きくなりやすいです。車両価格の高さも、多くの人が気にするところです。
ev車の弱点は、対策できますか?
充電の時間は家で寝ている間に充電する、航続距離は余裕のある車を選び充電の計画を立てる、車両価格は補助金の対象車を選ぶ、といった対策ができます。寒さで走れる距離が変わることなど、避けにくいものもあります。
電気自動車のメリットとデメリット、どちらが大きいですか?
家で充電できて毎日距離を走る人はメリットが大きく、充電設備がなく遠出が多い人はデメリットが大きくなりやすいです。メリットは電気自動車のメリットで紹介しています。
電気自動車の欠点は、PHEVにもありますか?
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令和10年度以後に新しく登録したEVの乗用車について、車両重量に応じた課税にする方針が示されています。税率は令和9年度の税制改正で決まる予定です。
まとめ
電気自動車のデメリットは、お金・充電の時間・使い方・手放す時の4つに分けると、対策できるものと避けにくいものが見えてきます。
プラス面とマイナス面、つまり電気自動車のメリットデメリットを自分の暮らしに当てはめて、家で充電できるか、どのくらい遠出するかから考えてみてください。全体像は電気自動車(EV)とはにまとめています。
- 電気自動車のデメリットは「お金・時間・使い方・手放す時」の4つに分けて考える
- 家で充電できるかで、充電の時間のデメリットの重さが大きく変わる
- 寒い日や高速道路では航続距離が短くなりやすい
- 補助金を受けた車は、自家用なら4年の保有期間がある
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